2011年10月19日

Hinter den Kulissen von Steve Jobs.. スティーヴ・ジョブズ氏の陰で・・

Am 5. Sep. 2011 ist der bekannte "father of iPod (Vater des iPods" verstoben. Überall -vor allem im Internet-wurde Steve Jobs zahlreiche Worte des Lobes, der Anteilnahme als "Tribut" erwiesenDiese aufgeregte Stimmen aus aller Welt klingt manchmal sogar quasi religiös.. Ja, sicherlich hat er einen  unwahrscheinlich großen technischen und künstlerischen Einfluss auf unser Leben ausgeübt . Das kann ich ohne zu Zögern erklären. Wo ich zögere zuzustimmenist aber die Tendenz zur Einseitigkeit

2011年9月5日、有名な「iPodの父」スティーヴ・ジョブズ氏が亡くなりました。あちらこちらで―とりわけインターネット上では―、「トリビュート」として、数々の賛辞が捧げられています。その世界に高まった声また声は、ときにいくらか宗教的にさえ響くほどです。。確かに、ジョブズ氏が、わたしたちの生活に、技術上のたいへん大きな影響をもたらしたことを認めることにやぶさかではありません。が、わたしが同調することに躊躇を覚えるのは、その偏りの傾向です。

Nun möchte ich noch darauf aufmerksam machendass wir unseren Blick gleichzeitig auf etwas anderes richten sollten. Das ist zum Beispiel der Tod eines der bekanntesten "fathers of the Civil Rights (Väter der amerikanischen Bürgerrechtsbewegung". Er starb auch am 5. Sep.2011, dem gleichen Tag des Todes von Steve Jobs

ここで、私は、私たちが目を向けるべき他のことがなお在るのではないかと申し上げたいのです。たとえば、ジョブズ氏と同じ日、2011年9月5日に世を去った「公民権運動の父ら」の一人、フレッド・シャトルスワース氏のことに、同じだけたくさんの方が目を向けるべきだったのではないでしょうか。

 
http://www.newser.com/story/130316/civil-rights-leader-rev-fred-shuttlesworth-dead-at-89.html? 

Also..
Beruhigen wir uns nun einmal und beobachten wir die Welt oder zumindest die Internetseiten unter noch vielseitigeren GesichtspunktenUnsere Realität sollte nicht einseitig seinIch möchte niemanden kritisieren, sondern wollte diese vielseitigen Aspektewollte ich hier mit Euch abgleichen

さて...
少し心を落ち着けて、改めて世界を、そして少なくともインターネット上の情報を観察してみましょう。わたしたちが見るべき現実は一方方向だけでは充分にはわからないはずです。これは誰の批判でもありません。ただ、ジョブズ氏の話題の陰になりがちな多角的な視点を今こそ持ちたいね、と呼掛け確認したくて、今日の日記を書きました。あしからず。

上の記事は、以下を受けてのものです。
http://www.newser.com/story/130384/lets-calm-down-about-steve-jobs.html

2011年10月16日

Kurt Marti "Das gesellige Buch" 交わりの書(クルト・マルティ)

1 . Ein Buch?
   Mehr noch: eine Bücherei!
   66 verschiedene Bücher
   von nicht nur 66 verschiedenen Autoren,
   denn manch eines enthält
   (nach Art der hölzernen Babuschkas)
   in sich wiederum
   drei, vier kleinere Bücher verschiedener
   Autoren.

1.一冊の書?
  いや、もっと…。一つの叢書(シリーズ)だ!
  六十六のさまざまな書があって、
  六十六のさまざまな著者によるにとどまらず
  たいていその一冊のうちに
  なおさまざまな著者による
  三・四(し)の本を含んでいる
(木製のマトリョーシカみたいに)

2. Nicht zu vergessen
  die namenlosen Scharen
  späterer Bearbeiter, Ergänzer, Verknüpfer,
  der fromme Fleiß
  ihrer minutiösen Text-Finissage
  während rund eines Jahrtausends
  jüdisch-urchristlicher Geschichte.

2. 忘れないように
 名もなき人々の群れを
 後世の編纂者・補充者・編集者
 その敬虔な志を
 細にいる最終版テクストが伝えるもの
 千年もの時の輪をめぐる
 ユダヤ・原初キリスト教の歴史そのもの

3. Allmählich entstand so:
  ein Bücherbuch vieler Stimmen,
  die nacheinander,
  nebeneinander,
  durcheinander,
  gegeneinander,
  miteinander
  reden, singen, murmeln, beten.

3. 徐々に生まれてきた、そう
 一冊の諸書の書、
 あいたがいに
 あいならび
 あいいりみだれ
 あいたいし
 あいともに
 かたる・うたう・つぶやく・いのる
 おびただしき声の書が

  Dissonanzen? Jede Menge.
  Widersprüche? Noch und noch.
  Kein aus geklügelt Buch.
  Hundert-Stimmen-Strom
  (Selbst Schriftgelehrte ermessen ihn nicht)-
  wohin willer tragen?
  Über Schwellen, Klippen, Katarakte
  Heimzu, heilzu(hoff ich).

 調和しない?あちこちでね。
 辻褄があわない?どこもかもさ。
 だれかが頭をひねって案出したのではない
 幾多の・声の・嵐なのだから
  (律法学者さえ推し量れない)
 どこへたどり着くだろう?
 いくつもの垣根を、岩礁を、急流をこえて
(ねがわくば)御国へ、御救いへ

4. Merklich oder unmerklich nämlich
  strömen die verschiedenartigen,
  die verschiedenzeitlichen Stimmen
  denn noch
  und Stets wieder
  zu EINER Stimme zusammen
  „Das Wunder dieses Zusammenfließens
  ist größer als das Wunder
  eines einzigen Autos“ (Emmanuel Lévinas)

4. つまびらかにまたひそやかに、つまりは
  ありようさまざまに流れゆく
  さまざまな時の声また声
  まだ もっと
  つねに ずっと
  一つの声と合うまで
「かの合一の奇跡
  単一なる著者の
  奇跡にまさりて大いなり」(エマニュエル・レヴィナス)

5. Viel-Stimmen-Buch also
  geselliges Buch
  (geselligstes der Weltliteratur!)
  in ihm wird
  die EINE
  die verläßliche Stimme
  der geselligen Gottheit laut.

5.幾多の・声の・一書…すなわち
  交わりの書だ
 (世界文学中もっとも交わり深きもの!)
  そのうちには
  唯だ一つの
  信頼にたる
  交わる神性の声が響き渡る

Kurt Marti
 Die gesellige Gottheit. Ein Diskurs. Radius, Stuttgart 1989

(tr. by Schu-hey 4. Juli 2010)

クルト・マルティ(1921年ベルン出身。牧師、詩人、著作家、神学者)
「交わる神性-ディスコース-」1989年より

(試訳 2010年7月4日 転載はご遠慮ください)

韻律詩篇138

韻律詩篇138
ジュネーヴ詩篇歌の旋律にのせて

心を尽くして       汝(な)れをばほめ讃えん
御神にむかいて     汝れをばほめ歌わん
聖のます宮に      向かいて伏し崇むる
愛、真(まこと)ゆえに  御名をほめ称うる

まこと御名ゆえに     言(こと)の葉(は)、大いなれ
我呼びしときに      応えたもうは汝れ
汝れこそは我に      力を加えたもう
我が魂(たま)のうちに  力を添えたもう

主よ、地の王らの     皆讃えたもうは
まこと汝が口の     言の葉、聞きたれば
「主の御栄こそ      げに大いなるもの」と
歌うは彼らぞ       主のいます道の途

高きにます主は    低きものを見たもう
高ぶるものをば    遠きより知りたもう
悩みに歩めど     我を生かしめたまわん
仇らに向かえど    御手を送りたまわん

解き放ちたもう     その右の御手にて
主は果たしたもう    我がためにと全て
愛こそをば、主よ    とこしなえにたまえや
その御手の業よ    離ることなかれや 

© 2007 Schu-hey 

以上 2007年11月9日 以下のヘブライ語詩篇138のschu-hey自身による
私訳直訳に基づき、ジュネーヴ詩篇歌の旋律に合わせて翻案しました。


詩篇138

ダビデのもの

あなたをほめ讃え(感謝し)よう わが心すべてより
御神の御前で あなたをほめ歌おう

ひれ伏そう 聖の宮にむかい
ほめ讃え(感謝し)よう あなたの御名を(に)

あなたの慈愛/いつくしみのゆえに
またあなたの真実/まことのゆえに

実に、あなたが大いなるものとされたのです
あなたの御名のすべてのゆえに 仰せを


あの日わたしが呼んだとき あなたはわたしに答えてくださった
あなたはわたしを高めてくださる わたしの魂を 力によって


あなたをほめ讃えるでしょう、主(YHWH)よ 地のすべての王たちが
実に、彼らは聞いたのです、あなたの口の もろもろの仰せを

また彼らは歌うでしょう 主(YHWH)の道すがら
実に、大いなるものなのです 
主(YHWH)の栄光こそ!

実に、高き方は主(YHWH)であられるが
低き者を見ておられる
一方で、高ぶる者を遠くより知っておられる

たとえわたしが艱難のさ中を歩いていようとも
あなたはわたしを生かしてくださる

もろもろの敵に相対そうとも
あなたは遣わしてくださる、あなたの御手を

そしてわたしを解き放ってくださる、あなたの右の御手で
主(YHWH)は成し遂げてくださる、わたしのために

主(YHWH)よ、あなたの慈愛/いつくしみは とこしえまで
あなたの御手によるもろもろの御業が 離れることがありませんように

© 2007 Schu-hey 

http://www.youtube.com/watch?v=WDY9Y489YK0&feature=related

http://www.youtube.com/watch?v=FaYvx_oOVj4&feature=related