2012年6月4日

私訳『ヨナ書(ヨーナー)』第四章


4:1 ところが、このことは不愉快にさせた ヨーナーを 甚だ大いに
  そこで、彼は怒った2 そして、祈った 主(YHWH)にむかって。曰く;
      「ああ、(YHWH)よ、このことは、私は言っていたではありませんか、私がまだ、私の(くに)にあったときに。
        だから、私は初め逃れようとしたのです、タルシーシュへ。
         実に、私は知っていました
        -実に、あなたは、恵みと憐れみの(エル)
         怒ることおそく、かつ慈しみ豊かで、また、思い直されます を。
 3        今、(YHWH)よ、どうか、取ってください、私の(いのち)(いのち)を 私から。
  
       実に良いからです 私の死は 私の生よりも!」

 4 そこで、(YHWH)は言われた
  
           「良いことなのか、あなたが怒るのは。」
 
 5 そこで、ヨーナーは出た、町から。そして坐した、その町の東の方に。
   そして、なした 自分のために そこに 小屋を。
   そして、坐っていた その下ののうちに
     -見極めるまで、すなわち、何が、この町に なるだろうか、と。 
 6 すると、(YHWH)なる(エロヒーム)は、備えられた とうごまを。
     そして、育てられた ヨーナーの上に-それが彼の頭の上でなるように
     彼のため その(なやみ)から引き出すように。
    そして、ヨーナーは喜んだ そのとうごまを-甚だ大いなる喜びをもって。
 7 しかし、(エロヒーム)備えられた 虫を 翌日の夜明けに。そして打たせられた そのとうごまを。
    それで、それは枯れてしまった。

 8 時に、日が昇るころになると、また(エロヒーム)備えられた 焼けつくような東を。
  そして日は打った ヨーナーの頭の上を。そのため彼は衰え果て、ついには願った
    -その(いのち)が死にいたるように。そして言った。「良いのです 私の死は 私の生よりも!」

9 すると、(エロヒーム)は言われた ヨーナーにむかって。

         「良いことなのか、あなたが怒るのは-あのとうごまについて」

  そこで、彼は言った。
         「良いことなのです 私が死ぬまでに怒るのは!

10 する と、主(YHWH)は言われた。
        「あなたは、惜しんでいる あのとうごまを
          -すなわち、自分で労することなく、それを育てることもなく、
            一夜に()、一夜に滅びたものさえ。
11       まして、この私が、惜しまないでいられようか、あの大いなる町ニーヌヴェーを

           -すなわち、そこにはいるのだ、十二万人以上もの人間
               ―その右も、その左も知らないものら―と、夥しい獣とが!


©Shu-hey 2012

私訳『ヨナ書(ヨーナー)』第三章


3:1時に、(YHWH)の御言あった ヨーナーに、再び。曰く:
2立って行け、かの大いなる町、ニーヌヴェーへ。そして呼ばわれ、これにむかって、私があなたに語る宣告を。」
3 ヨーナーは立って行った、ニーヌヴェーへ (YHWH)の御どおりに。
  はたしてニーヌヴェーは、大いなる町であった 甚だしく-行きめぐるため、三日かかるほどに。
4 そしてヨーナーは 入って行った その町に。まず一日路を行きめぐりつつ 呼ばわって、曰く:
 「なお四十日。そしてニーヌヴェーは破壊される」。
5 すると、ニーヌヴェーの人々は信じた (エロヒーム)を。そして呼びかけた 断食を。
  そこで、着た 粗布を 大いなる者から小さな者までが。
6 この言葉が 届いた ニーヌヴェーの王に。すると、彼は立った その王座から。また 脱いだ その王衣を。
  そして まとった 粗布を。さらに、坐した 灰の上に。
7 また、ふれさせて言った ニーヌヴェー中に 王と大いなる者(高官)らの布告をもって。曰く;
 「人も獣も牛も羊も、何一つ味わってはならない。食べてはならない。また水も、飲んではならない
8 まといなさい 粗布を、人も、獣も。そして呼ばわりなさい(エロヒーム)にむかって ひたすらに。
   そして立ち返りなさい、めいめい その悪の道を離れて、そしてその手にある暴虐を離れて。
9 誰が 知りえよう立ち戻られ、憐れんでくださるかもしれないのだ、神が、立ち戻られるその燃える怒りを離れて。
  そうすれば、滅びない10 すると、ご覧になった 神 エロヒーム は 彼らのなすところを
   -実に、悪の道を離れて立ち返ったことを。それで、思い直された 神 エロヒームは、災いを
    -彼らになそう御語りになっていたことを-。