2012年5月25日

私訳 『ヨナ書(ヨーナー)』 第一章

(ヘブライ語原典の語順にできるだけ従い、ごろ合わせの場所が分かるように同じ形の単語の訳し分けをしませんでした)


1:1 さて、(YHWH)の御言あった アミッタイの子ヨーナーに。曰く;


 2 立って行け、かの大いなる町、ニーヌヴェーへ。   
      
   そして呼ばわれ、彼らにむかって、
    実に、上ってきたのだ 彼らの悪が我が(まえ)


3  だが、ヨーナーは立って逃れようとした タルシーシュへ-

                         主(YHWH御顔(みまえ)を離れて

    そして下っていった ヤーフォへ。

          すると彼は見つけた タルシーシュ入るを。

    そこで彼はシェケルを与え、それから、下っていった ()の中に。

          入るためである 人々と共に タルシーシュに。


4 しかし主(YHWH放たれた 大いなる風を にむかって。 
 

   そこで、あった 大いなるが その海に。対するは砕けんばかりとなった。

5 すると船夫らは恐れ、かつ叫び-めいめい 自分の(エロヒーム)に-、

   かつ放った (つみに)を その海に-軽くするためである ()の上(の荷)を-。

 だが、ヨーナーは下りていた その荷船の尾に。

    そして、 伏し、さらに、眠り込んでいた。

6 そこで、近づいてきた 彼のところへ 船乗りのかしらが。

  そして彼に言った。
 
 「ということか、眠り込んでいるとは。

  立って呼ばわりなさい、あなたの(エロヒーム)にむかって。

  あるいは、顧みてくださるだろう そのが。そうすれば滅びはない。

7 やがて、 めいめいが言った 互いに。

 「さあ、落とそう 石籤を
  そして知ろう誰のせいか、我々へのこの災は。」

  そして、彼らは落とした 石籤を
  
  すると、落ちた 石籤は ヨーナーの上に。

8 そこで彼らは言った 彼にむかって。

  「どうか告げてくれ、我々に。

   だれのせいか、我々へのこの災いは

    何なのか、あなたのつとめは?

     またどこから あなたは来たのか?

       どこか、あなたの地(くに)は?

         またどの民からのものか、あなたは?」

9 そこで彼は言った 彼らにむかって。

   「ヒブル人だ、わたしは。

    そして主(YHWH)なる天の神を、わたしは恐れる
    
      -と陸と成された方をー。」

10 そこで人々は恐れた-大いなる恐れをもって。

  そして言った 彼にむかって。

  「これはということをなしたのか。」

   実に、人々は知った
    実に(YHWH)御顔(みまえ)から離れて、この者が入って来ていることを-

     実に、彼が告げたからである 彼らに。

11 そこで彼らは言った 彼にむかって。

  「なせばよいだろう、あなたに対して。

   そうして静まるために-我々のために。」

    実にがわきたち、またあらがるからである。

12 そこで彼は言った 彼らにむかって。

  「私を取り、そして私を放りなさいこの海にむかって。

    そうすれば、静まるだろう -あなたがたのために

    実に、この私は知っている

      実に 私のせいだ あなたがたへのこの大いなる。」


13 しかし人々は漕ぎ戻そうとした 陸にむかって。だが、できなかった。

   実にがわきたち、またあらがるからである 彼らに対して。

14 そこで、彼らは呼ばわった (YHWH)むかって そして言った。

  「ああ、(YHWH)よ、どうか滅ぼさないでください この男の(いのち)のゆえに。

    そして、与えないでください 我々に、罪なき血を。

     実に、あなたこそが、主(YHWH)よ、御心のために なされたのですから。


15 こうして、彼らはヨーナーを取り、そして 放った     にむかって。

  すると、静まった 怒りを離れて。

16 そこで人々は恐れた 大いなる恐れをもって (YHWH)を。

  そしてささげた、犠牲(ささげもの)を (YHWH)に。

   また、誓った 誓願(ちかい)を。




©Schu-hey 2012


0 件のコメント: